糖尿病
糖尿病

糖尿病は、自覚症状がないまま全身の血管を傷つけ、数年、数十年単位で健康を損なう病気です。しかし、現在は医療の進歩により、早期に適切な管理を行うことで、健康な人と変わらない人生を送ることが十分に可能です。当院では、最新の検査機器を駆使して「なぜあなたの血糖値が上がっているのか」を分析し、患者さまと一緒にそれぞれにあった治療法を提供します。
私たちは食事から摂った糖分(ブドウ糖)を、全身の筋肉や臓器のエネルギーとして使っています。この時、糖を細胞へ送り届ける「鍵」の役割を果たすのが、膵臓から分泌されるホルモン「インスリン」です。
糖尿病とは、このインスリンがうまく働かなくなることで、血液中に糖が溢れてしまう(高血糖)状態です。原因は大きく分けて2つの「不具合」に分類されます。
当院で行う「インスリン分泌検査」や「Cペプチド検査」は、あなたの糖尿病が「量が足りない」のか「効きが悪い」のかを正しく判断するために不可欠な検査です。これを知ることで、選ぶべきお薬や生活習慣の改善ポイントが明確になります。
遺伝的な体質に、過食、運動不足、肥満、ストレスなどの要因が重なって発症します。背景には「インスリンが出にくい」という日本人特有の体質も大きく関わっています。
生活習慣とは無関係に、自己免疫の異常などで膵臓の細胞が壊れ、インスリンが出なくなるタイプです。急激に発症することが多く、インスリン注射が不可欠です。
糖尿病と「お腹の健康」は切り離せません。
当院では、二人の専門医が連携することで、他院にはない「多角的な全身管理」を提供します。
これまで「たかが脂肪肝」と見過ごされがちでしたが、近年、代謝異常(糖尿病や肥満など)が原因で起こる脂肪性肝疾患を「MASLD(マズルド)」と呼ぶようになりました。
血糖値が高いと肝臓に脂肪が蓄積しやすくなります。肝臓に脂肪が溜まるとインスリンの効きが劇的に悪くなり(インスリン抵抗性)、さらに血糖値が上がるという「負の連鎖」が起こります。
MASLDが進行し、肝臓に炎症が起きた状態です。放置すると肝硬変や肝臓がんへと進行する恐れがあります。
糖尿病の治療において、肝臓の状態を把握することは極めて重要です。当院では、消化器内科専門医による高度な腹部エコー検査を即座に行える体制を整えています。肝臓の脂肪の程度や硬さを評価し、糖尿病の治療方針に反映させます。
糖尿病治療の真のゴールは、合併症を防いで「健康な人と変わらない生活の質」を維持することにあります。
症状
手足のしびれ、ピリピリ感、感覚の麻痺。
リスク
怪我の痛みに気づかず、足の壊疽(えそ)に繋がることがあります。
症状
自覚症状がないまま進行し、ある日突然視力が低下します。
リスク
日本人の成人失明原因の第2位です。
症状
尿に蛋白が漏れ出し、最終的に人工透析が必要になります。
リスク
現在、透析導入原因の第1位は糖尿病腎症です。当院では「微量アルブミン尿」の早期発見に努めています。
当院では、24時間の血糖変動を記録する「フリースタイルリブレ2」を活用しています。
現在の糖尿病治療薬は、「血糖を下げる」だけでなく「臓器を守る」時代です。
大切なのはバランスです。フリースタイルリブレ2などでご自身の変動パターンを知れば、「これなら食べても大丈夫」というタイミングやコツが見えてきます。我慢だけの生活ではなく、賢く楽しむ工夫を一緒に考えましょう。
早期に改善すれば、薬を減らしたり、中止したりできるケースはたくさんあります。早めに始めて膵臓を休ませてあげることが、将来的に薬を卒業するための近道です。
遺伝的要因はありますが、早期に対策すれば発症を防げます。当院では将来のリスクを判定する「75gブドウ糖負荷試験」も実施しています。
糖尿病治療は、長く続くマラソンのようなものです。検査数値はあなたを採点するためのものではなく、より良い未来を選ぶための「データ」です。
最新のテクノロジー、消化器・糖尿病の両専門医による連携、そして患者さまの想いに寄り添う姿勢。そのすべてを駆使して、私たちはあなたの健康を全力で支えます。少しでも不安を感じたら、まずは気軽にお話しをお聞かせください。
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