2026年8月17日

こんにちは。名古屋市昭和区、川名駅・いりなか駅から徒歩7分「かわな内科 糖尿病・内視鏡クリニック」です。
「胸がやけるようなジリジリとした不快感がある」 「酸っぱい水や苦いものが口まで上がってくる」
このような症状に心当たりはありませんか?
これらは代表的な逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)のサインです。実は近年、日本人の間で逆流性食道炎に悩まされる方が急速に増えています。
今回は、日本人に増えている意外な背景や、知られていない症状(睡眠との関係)、そしてなぜ胃カメラ検査が必要なのかについて分かりやすく解説します。
なぜ今、日本人に「逆流性食道炎」が増えているのか?
大きな理由のひとつに「ピロリ菌除菌の普及」があります。
かつての日本人はピロリ菌感染率が高く、胃の粘膜が炎症を起こして萎縮することで、胃酸の分泌が抑えられている人が多くいました。しかし近年、衛生環境の改善や積極的なピロリ菌除菌が進んだ結果、「胃酸をしっかり分泌できる健康な胃を持つ日本人」が増えました。
本来は喜ばしいことですが、胃酸分泌能力が回復した一方で、食生活の欧米化やストレス、肥満、加齢などによって食道の弁機能が弱まると、強くなった胃酸が食道へ逆流しやすくなり、逆流性食道炎を発症する方が増えているのです。
胸やけだけじゃない!「睡眠障害」や「喉の不快感」の原因に
逆流性食道炎は、単にお腹や胸が不快になるだけではありません。
【実は多い!注意したい症状】
睡眠障害(夜中に目が覚める、熟眠感がない)
夜間、横になって寝ている間は重力がかからないため、胃酸が食道へ逆流(GER)しやすくなります。喉や胸への刺激や不快感によって無意識に目が覚めてしまい、「熟睡できない」「朝スッキリ起きられない」といった睡眠障害の原因になります。
長引く咳・喉の違和感・声のかすれ
胃酸が気管や喉まで上がってくると、耳鼻咽喉科や呼吸器内科に行ってもなかなか治らない長引く咳や、イガイガ感の原因になります。
なぜ市販薬で済ませず「胃カメラ検査」が必要なのか?
「市販の胃薬を飲めば一時的に楽になるから…」と放置してしまうのは危険です。
1.「早期食道がん」や「食道潰瘍」との鑑別
胸やけや喉の違和感といった症状は、逆流性食道炎だけでなく、食道がんや胃がん、食道潰瘍などの重篤な病気でも同じように現れることもあります。胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)で直接粘膜を観察しなければ、これらを見逃してしまうリスクがあります。
2.粘膜の傷がない「NERD(非糜爛性逆流症)」の診断
症状は強いのに、内視鏡で見ても粘膜に明確な傷が見られないケースもあります。正確な病態を把握することで、適切な治療薬を選択できます。
3.バレット食道(食道がんのリスク)のチェック
慢性的な胃酸の逆流が続くと、食道の粘膜が変化してしまう「バレット食道」という状態になります。将来的に食道がんが発生しやすい状態となるため、定期的な観察が必要です。
当院での治療とアプローチ
当院では、内視鏡専門医による「痛みのない・苦しくない胃カメラ検査」で食道や胃の状態を正確に評価します。
【適切なアプローチで睡眠の質まで改善】
診断後は、胃酸の分泌を強力に抑えるお薬(PPI:プロトンポンプ阻害薬や、より効果の速いP-CAB)を適切に処方いたします。胃酸の逆流をしっかりブロックすることで、胸やけだけでなく「夜ぐっすり眠れるようになった」と睡眠の質が劇的に改善することも少なくありません。
あわせて食事指導や生活習慣(就寝直前の食事を控える、枕を少し高くするなど)のアドバイスも行い、根本的な改善を目指します。
「長引く喉の違和感がある」「夜中に何度も目が覚めて胸やけがする」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
■ この記事の監修・文責
院長:安藤 雅能(あんどう まさよし)
八千代病院(初期研修)、安城更生病院(後期研修・消化器内科医員)、公立西知多総合病院(消化器内科医長)、昭和区の健診クリニックを経て、2026年10月に名古屋市昭和区にて開院。
専門分野
内科 / 消化器内科 / 肝臓内科 / 内視鏡内科
経歴・実績
医師13年目
消化器内科医として高次医療機関(安城更生病院、公立西知多総合病院など)の最前線に立ち、年間1,000件程度の豊富な内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)および高度な内視鏡治療を執刀。同時に、急性期医療の現場における学会発表活動にも注力。
また、総合的な予防医療・健診業務にも深く精通しており、胃バリウム・腹部超音波(エコー)・腹部CT検査の読影実績は年間計3万件以上にのぼる。
所属学会・資格
・日本内科学会 認定内科医
・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・愛知県 難病指定医
■ 当院へのアクセス・ご来院エリアについて
当院は名古屋市昭和区駒方町に位置し、無料の駐車場を多数完備しているため、お車・電車のどちらからでも非常にアクセスしやすい立地にございます。クリニック正面道路を挟んで対側の駐車場をご利用ください。
地下鉄でお越しの方(最寄り駅): 名古屋市営地下鉄 鶴舞線「川名駅」から徒歩6分、「いりなか駅」から徒歩7分の場所にございます。鶴舞線沿線(伏見・八事・赤池など)からはもちろん、桜通線(名古屋駅・久屋大通・徳重など)からは「御器所駅」乗り換え、名城線(大曽根・本山・金山・新瑞橋など)からは「八事駅」乗り換えで大変スムーズにお越しいただけます。
お車でお越しの方(主なご来院地域): クリニック正面に広い無料駐車場を完備しております。 【名古屋市内各区】 昭和区をはじめ、隣接する千種区・瑞穂区・天白区・名東区、および東区・中区・熱田区・守山区・緑区・南区・北区・西区・中村区・中川区・港区の全域から主要幹線道路(飯田街道・環状線・山手グリーンロードなど)や名古屋高速等を経てご来院いただけます。 【近隣市町村】 日進市・長久手市・尾張旭市・春日井市・豊明市・大府市・東海市・あま市・清須市・北名古屋市方面からも、国道153号線等を利用して多くの方がお越しになれます。
【診療時間、小児診療について】 当院では、お仕事や家事でお忙しい方、学校帰りのお子様にも無理なく受診していただけるよう、お昼の時間帯や土曜日の診療にも対応しております。急な発熱、風邪、胃腸の不調など、気になる症状がございましたらどうぞお気軽にご相談ください。
