2026年9月10日
こんにちは。昭和区 川名駅から徒歩6分、いりなか駅から徒歩7分、「かわな内科 糖尿病・内視鏡クリニック」です。
当院は糖尿病をはじめとした生活習慣病、消化器内科疾患、内視鏡に強みを持っていますが、実は頭部CT検査(脳の撮影)も迅速に行える環境を整えております。
今回は、お腹の病気だけでなく「突然の頭痛やめまいがあった時、頭部CTで何がわかるのか」「なぜ迅速な診断が必要なのか」について、救急現場での実体験を交えてお話しいたします。
頭部CTが最も得意とする分野:「出血」と「骨折」
基幹病院の救急外来や最前線の医療現場では、日中・夜間を問わず「激しい頭痛」「突然のめまい」「頭部の打撲」などで多くの患者様が搬送されてきます。そうした現場で、まず真っ先に行うのが頭部CT検査です。
頭部CTの最大の強みは、「出血」や「骨の異常(骨折)」をわずか数秒〜十数秒という短時間で鮮明に描き出せることにあります。
・くも膜下出血: 「バットで殴られたような突然の激しい頭痛」が特徴です。脳の表面の血管(脳動脈瘤など)が破裂して起こる病気で、一刻も早く診断して脳神経外科などの専門施設へ緊急搬送・手術へ繋げる必要があります。
・脳出血: 高血圧などが原因で脳の血管が破れて脳内に血腫(血の塊)ができる病気です。突然の頭痛、片側の手足のシビレや麻痺、言葉の喋りにくさ(構音障害)が現れます。
・頭部外傷・頭蓋骨折: 転倒や打撲で頭を強く打った際、骨折の有無や頭の骨の内側で出血が起きていないか(急性硬膜外血腫・硬膜下血腫など)を即座に判定します。
・陳旧性脳梗塞の確認: 過去に起こった脳梗塞(陳旧性脳梗塞)の痕跡もCTでしっかり確認することができます。
「急性期脳梗塞」と時間との勝負(t-PA・血栓回収療法)
一方で、脳の血管が詰まる脳梗塞(のうこうそく)の発症直後(急性期)は、CT画像だけでは変化が映らないことが多々あります。そのため、急性期脳梗塞が強く疑われる場合には、より微細な変化を捉えられるMRI検査が必要となります。
しかし、もし急性期脳梗塞であった場合、脳の血管を開通させる特殊な治療(t-PA血栓溶解療法やカテーテルによる血栓回収療法)を行える時間には厳密な制限があり、まさに「時間との勝負」となります。
・迅速な初期判断と高次医療機関への連携: 当院では、まず頭部CTで「急を要する脳出血が隠れていないか」を素早く確認・除外診断します。その上で急性期脳梗塞の可能性が高く専門治療の適応と考えられる場合は、即座に高度な治療が可能な高次医療機関(基幹病院)へスムーズに紹介・連携する体制を整えています。
このような「頭痛」や「めまい」の症状にはご注意ください
脳の病気は、初期対応の早さがその後の後遺症や命に関わります。以下のような症状がある場合は、「たかが頭痛」「ただの立ちくらみ」と放置せず、早めの受診をご検討ください。
・これまでに経験したことがないような突然の激しい頭痛
・普段の片頭痛(偏頭痛)とは明らかに違う痛みの種類や強さ
・急に周囲がグルグル回るような激しいめまいやふらつき
・頭痛とめまいに加えて、手足の力の入りにくさ、しびれ、話しにくさがある
・頭を強く打った後の頭痛や吐き気
当院(昭和区・八事〜御器所エリア)では、高次医療機関で数多くの救急画像・全身画像を読影してきた専門医が、高性能なCT装置を用いてスピーディーに頭部の診断を行います。
おわりに
「いつもの頭痛と様子が違う」「急なめまいやふらつきで不安」「頭を強く打ってしまった」という方は、決して放置せず、すぐに当院までご相談ください。
正確な初期診断と迅速な専門病院連携で、地域の皆様の命と健康をしっかりお守りいたします。
■ この記事の監修・文責
院長:安藤 雅能(あんどう まさよし)
所属学会・資格
・日本内科学会 認定内科医
・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・愛知県 難病指定医
■ 当院へのアクセス・ご来院エリアについて
当院は名古屋市昭和区駒方町に位置し、無料の駐車場を多数完備しているため、お車・電車のどちらからでも非常にアクセスしやすい立地にございます。クリニック正面道路を挟んで対側の駐車場をご利用ください。
地下鉄でお越しの方(最寄り駅): 名古屋市営地下鉄 鶴舞線「川名駅」から徒歩6分、「いりなか駅」から徒歩7分の場所にございます。日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院、名古屋市立大学病院、名古屋大学医学部附属病院、聖霊病院など大きな病院の多いこの地域ではありますが、「これくらいの頭痛で大きな病院には相談しにくいな、、」など感じる方も多いかと思います。悩まれた場合は、まずは当院にご相談ください。必要時には速やかに、おおきな病院と連携して救急搬送などにも対応可能です。
