2026年8月06日

こんにちは。名古屋市昭和区、川名駅・いりなか駅から徒歩7分の「かわな内科 糖尿病・内視鏡クリニック」です。
「急におなかの下あたりが激しく痛み出した…」 「おなかが痛くて歩くのも辛いけれど、様子を見ていて大丈夫?」
下腹部の突然の痛みは、様子を見ていてよい一時的なものから、今すぐ治療が必要な緊急性の高い病気(急性腹症)まで原因が様々です。
今回は、お腹の痛みに潜む危険なサインや鑑別のポイント、そして当院が「なぜその場で正しく診断・治療方針を決定できるのか」について解説します。
医師が診る「痛みの背景にある重要なサイン」
診察の際、お腹の痛みそのものだけでなく「どのような症状が伴っているか」「痛みがどう変化しているか」が、病気を特定する非常に重要な手がかりとなります。
① 下痢の有無
下痢がある場合は、感染性腸炎や潰瘍性大腸炎などがまず疑われます。下痢がない場合、腸閉塞や虫垂炎(盲腸)、大腸憩室炎、あるいは婦人科系疾患(卵巣嚢腫茎捻転や子宮外妊娠など)など、より緊急性の高い病気の可能性があります。
② 嘔気・嘔吐の有無
強い吐き気や嘔吐を伴う場合、腸の動きがストップしている(腸閉塞)や、虫垂炎(盲腸)などが疑われます。
③ 下血・血便の有無
便に血が混じったり、下血を伴う腹痛の場合は、虚血性大腸炎や潰瘍性大腸炎、感染性腸炎、さらには腸管の重篤な血流障害などが考えられます。
④ 背部痛(背中の痛み)の有無
下腹部だけでなく「背中や腰まで痛む」場合、尿管結石や、大動脈解離などの血管の病気が潜んでいることがあります。
⑤ 痛みの範囲や「移動」の有無
「お腹全体が痛いのか、特定の一箇所か」も重要です。特に「最初はみぞおち周辺が痛かったのに、時間が経つにつれて右下腹部に痛みが移動してきた」というパターンは、虫垂炎(盲腸)の典型的なサインです。
⑥痛みの程度
歩いただけで響くような痛みであれば、腹膜炎という重篤な状態になっている可能性があります。また痛みが悪化傾向にあるのか、横ばいもしくは改善傾向にあるのか、も重要なヒントになります。
なぜ「当日のCT」と「当日の血液検査」が重要なのか?
上記のような項目を患者様から伺い、ある程度の診断のあたりを付けることは可能です。しかし、例えば右下腹部の痛みで、同部位の憩室による憩室炎なのか、急性虫垂炎なのか、はなかなか鑑別が難しい疾患です。
「今すぐ手術(ope)が必要な緊急事態なのか」 「お薬の投与(抗菌薬など)や点滴で、通院しながら保存的に治療できるのか」
これらの鑑別ポイントを踏まえ、命運を分ける判断を「当日、その場」で行うために、当院では【腹部CT検査】と【即日血液検査】を完備しています。
1. 腹部CT検査 でお腹の中を「立体的に即座に診断」
触診や腹部レントゲン検査、腹部超音波検査だけでは判別が難しい、虫垂の腫れ、憩室の炎症、腸管の肥厚、腹水や膿(うみ)の溜まり具合、血管や他臓器の異常を瞬時に可視化します。胃カメラや大腸カメラの前にまず行うことで、安全で迅速な診断が可能です。
2. 即日血液検査 で「炎症や全身状態を数値化」
白血球数やCRP(炎症反応)、肝機能・腎機能などの結果が当日判明します。体の内側で起きている炎症の強さをリアルタイムに把握できます。
「様子見」をせず、すぐにご相談ください
下腹部痛は、放置すると炎症が全身に広がり重症化してしまうケースがあります。
当院では、専門医の視点と「腹部CT検査 × 即日血液検査」の設備を駆使し、よりスピーディーに「今日、これからどうすべきか(即日診断・治療方針の決定)」をお伝えします。万が一、緊急手術が必要と判断した場合は、連携する高度医療機関へ迅速にご紹介いたします。
「いつもと違う下腹部の痛みがある」「吐き気や血便、背中の痛みを伴う」という方は、無理をせずすぐにご相談ください。
■ この記事の監修・文責
院長:安藤 雅能(あんどう まさよし)
八千代病院(初期研修)、安城更生病院(後期研修・消化器内科医員)、公立西知多総合病院(消化器内科医長)、昭和区の健診クリニックを経て、2026年10月に名古屋市昭和区にて開院。
専門分野
内科 / 消化器内科 / 肝臓内科 / 内視鏡内科
経歴・実績
医師13年目
消化器内科医として高次医療機関(安城更生病院、公立西知多総合病院など)の最前線に立ち、年間1,000件程度の豊富な内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)および高度な内視鏡治療を執刀。同時に、急性期医療の現場における学会発表活動にも注力。
また、総合的な予防医療・健診業務にも深く精通しており、胃バリウム・腹部超音波(エコー)・腹部CT検査の読影実績は年間計3万件以上にのぼる。
所属学会・資格
・日本内科学会 認定内科医
・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・愛知県 難病指定医
■ 当院へのアクセス・ご来院エリアについて
当院は名古屋市昭和区駒方町に位置し、無料の駐車場を多数完備しているため、お車・電車のどちらからでも非常にアクセスしやすい立地にございます。クリニック正面道路を挟んで対側の駐車場をご利用ください。
地下鉄でお越しの方(最寄り駅): 名古屋市営地下鉄 鶴舞線「川名駅」から徒歩6分、「いりなか駅」から徒歩7分の場所にございます。鶴舞線沿線(伏見・八事・赤池など)からはもちろん、桜通線(名古屋駅・久屋大通・徳重など)からは「御器所駅」乗り換え、名城線(大曽根・本山・金山・新瑞橋など)からは「八事駅」乗り換えで大変スムーズにお越しいただけます。
お車でお越しの方(主なご来院地域): クリニック正面に広い無料駐車場を完備しております。 【名古屋市内各区】 昭和区をはじめ、隣接する千種区・瑞穂区・天白区・名東区、および東区・中区・熱田区・守山区・緑区・南区・北区・西区・中村区・中川区・港区の全域から主要幹線道路(飯田街道・環状線・山手グリーンロードなど)や名古屋高速等を経てご来院いただけます。 【近隣市町村】 日進市・長久手市・尾張旭市・春日井市・豊明市・大府市・東海市・あま市・清須市・北名古屋市方面からも、国道153号線等を利用して多くの方がお越しになれます。
【診療時間、小児診療について】 当院では、お仕事や家事でお忙しい方、学校帰りのお子様にも無理なく受診していただけるよう、お昼の時間帯や土曜日の診療にも対応しております。急な発熱、風邪、胃腸の不調など、気になる症状がございましたらどうぞお気軽にご相談ください。
